「親愛なる八本脚の友だち」(Netflix配信中)(原作小説:REMARKABLY BRIGHT CREATURES 2022年)が、ネットフリックスアメリカでの配信直後、第1位獲得!原作は全米で、100万部を超えるベストセラー小説です。邦題からは想像つかない、じんわりと心温まる作品です。あらすじや作品に彩りを添えるキャスト、物語の鍵となる「指輪」の意味を深堀りしていきます。
「親愛なる八本脚の友だち」指輪の意味は?
キャメロン(ルイス・プルマン)は、亡くなった母親が残した指輪を頼りに、父を探そうとトーヴァ(サリー・フィールド)の町にやってきました。
しかし、父親を見つけられず、やけになって、その指輪を、車の修繕代稼ぐために働いている水族館の水槽に投げ捨ててしまうんです。
ミズダコのマーセラスは、自分の水槽から一部始終を観察していました。
指輪にどんな意味があるのかをわかっていたんです。
そして、命がけでこの指輪を、親愛なる友であるトーヴァに示します。
そこから後半のストーリーは急展開していきます。
指輪に導かれて、止まったいた時間が一気に、動き出していきます。
失われた時間の歯車が動き始めて、新たなつながりが生まれていきます。
あまり詳しく書くとネタバレになってしまうので、あとはご想像にお任せします。
ぜひこの映画は、多くの人にみてほしいですね。わたしのように、あなたもきっと大切な人に会いたいなと思うはずです。
「親愛なる八本脚の友だち」あらすじは?
物語の主人公は、町の水族館の夜間の清掃員しているトーヴァ。
トーヴァは、息子を亡くし、夫にも先立たれた、孤独な女性。家族の思い出の詰まる家を手放して、介護施設へ移り住もうか悩んでいます。
水族館で飼育されているミズダコの「マーセラス」が、彼女の唯一の、心通わせる友だちです。
ある日、人生の道しるべを失っている青年キャメロンが、父親を捜しに町にやってきます。
トーヴァとキャメロン、心に穴が開いている2人を、ミズタコのマーセラスがつないでいく物語です。
やさしい空気感を漂わせている「マーセラス」の語りが、なんともいえずあたたかいんです。
時には、人間ってやつは~と、皮肉っぽくみているところもありますが、自分の住む水槽のガラスを熱心に磨いてくれる、トーヴァにあたたかく寄り添うんです。
この映画をみて、自分の人生に思いをはせる人は、私だけではないはず。生きていれば、人生は山あり谷あり、紆余曲折あるものです。人は、人との出会いで、自分を見つめなおしていくもの。いくつになっても、再出発していくことができる生き物だと、この映画から学べます。
タコが、考えたり、感じたりできる、知性が高い生き物だと知っていましたか?
わたしは、初めて知りました。この映画を見たら、しばらくタコが食べづらくなりますね。
「親愛なる八本脚の友だち」キャストの紹介!実力派女優、そしてあの大人気映画にでていた俳優も!
この映画の主演「トーヴァ」をつとめたのは、サリーフィールド。
アカデミー賞受賞歴2回、エミー賞3回、ゴールデングローブ賞は2回受賞の実力派女優です。現在79歳!
「マグノリアの花たち」(1989年)「ミセス・ダウト」(1993年)「フォレスト・ガンプ」(1994年)これら話題作に母親役としてでていたのを覚えている人も多いのではないでしょうか?
「アメイジング・スパイダーマン」)では、主人公を育てたメイおばさん役を演じていた女優と聞けば、ピンとくるはず!
「親愛なる八本脚の友だち」では、タコと心通わせる優しい心の持ち主を演じています。
しかし、悲しい過去にも縛られています。愛する息子の死は、自分のせいではないかという罪悪感をずっと抱えて生きてきた母親役です。
内に秘めた後悔、苦しみやさみしさが、トーヴァの振る舞いや言動から読み取れます。
一方、父親探しに町にやって来て、居ついてしまった若者「キャメロン」には、あの超人気映画「トップガン マーヴェリック」の「ボブ」を演じたルイス・プルマンです。「インデペンデンス・デイ」で知られるビル・プルマンの息子です。
選抜された超エリート特別訓練生役とはあいまって、この映画では、親の愛を知らずに一人で生きてきた、心に深い傷を負っている青年役です。
トーヴァと出会ったことで、人生を再出発していく姿が、言いようのない魅力があり、親しみを覚えます。
ミズタコの「マーセラス」の声は、アルフレッド・モリーナ。「スパイダーマン2」で「ドクター・オクトパス」を演じていた経緯から、マーセラス役に抜擢されたかしら?御年72歳だそうです!
腰の据わった、静かな、趣のあるセリフ回しと声は、人生経験を積んできたものにしか出せない味わいを感じられ、ほのぼのとした余韻を残します。

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