エディ・レッドメイン、次々と新しい作品の話題が出ていて目が離せないですね。今回は、エディの過去作品の中から、映画『リリーのすべて』を深堀りします。本作は、実在した画家リリー・エルベをモデルに、実話をもとに描かれた物語です。エディを支える豪華なキャスト陣は、もちろん、作品に登場するワンちゃんまで、ヨーロッパの香り漂うスタイリッシュな世界観も魅力的です。エディが語った共演者についても紹介します。作品の背景や裏側を知ると、もう一度作品みたくなっちゃうかもしれません。「映画ってほんとうにいいですよね~。」
『リリーのすべて』は実話?モデルになったリリー・エルベとは?
映画『リリーのすべて』は、実在したリリー・エルベをモデルにしていますが、史実をそのまま描いた作品ではありません。映画の原作は、「世界で初めて女性に変身した男と、その妻の愛の物語」(原題 the DANISH GIRL、著者デヴィッド・エバーショフ)です。この小説は、リリー・エルベの人生をもとに創作された物語なのです。
リリーの人生について残された資料を調べて著者エバーショフはこの小説を書いていますが、リリーと妻ゲルダとの結婚生活や二人の感情、人間関係などの多くは創作されたものなのです。
リリー・エルベは、デンマーク生まれの画家で、出生時の名前はアイナー・ヴェゲナーでした。20世紀初頭、女性として生きることを望んだリリーは、当時としては非常に実験的だった手術を複数回受けましたが、最後の手術後の合併症で48歳という若さで亡くなりました。トランスジェンダーの歴史を語るうえで、重要な人物のひとりとして世界的に知られています。
映画は、リリーとゲルダの愛の物語という印象ですが、実際は、二人の結婚は無効とされて、二人はそれぞれ別々の人生を歩んでいったのです。
実際のリリー・エルベの人生にも触れてみると、映画『リリーのすべて』がまた違った作品に見えてきますね。それもまた映画の醍醐味かと思います。
『リリーのすべて』キャスト紹介!ベン・ウィショー&マティアス・スーナールツ、犬にも注目!
リリーがパリで出会うヘンリクを、彼と同世代のイギリス人俳優、ベン・ウィショーが演じています。ヘンリクは、リリーに熱い好意を抱き、物語に大きな影響をもたらすキーパーソンの一人です。二人の繊細なキスシーンがあるんですが、とても素敵なシーンなのですよ。二人のお互いへの深いリスペクトと強い信頼関係が、あの印象的なシーンを生み出していたんですね。エディとベン両人が、お互いについて語っているのは以下の通りです。
「僕はベンのことが大好物(大好き)なんだ。 彼の出演する舞台は全部観に行っているし、大ファンだよ」
「ベンが相手だったからこそ、完全にリラックスして、身を委ねて演じることができた」
引用元:シネマトゥデイ2016年エディ来日インタビュー記事より
一方、ベンも、エディについて”誠実さと努力をもって、できる限りリリーを体現していた”と語っています。動きや立ち方まで細部にこだわっていたエディの演技についても高く評価し、その役作りを称賛していたそうです。
お互いを一人の表現者としてリスペクトし合っているからこそ、あの美しい共演シーンが生まれたんですよね。二人ともイギリス映画界を代表する俳優のひとりとして、目が離せません。
私は、ベンウィショーには以前から注目していました。ベンウィショーについてはこちらへ。


もう一人、『リリーのすべて』で注目したのが、ハンス役を演じたマティアス・スーナールツです。アイナー(リリー)の幼なじみであり、画商のハンス。妻ゲルダからアイナーの秘密(リリーのこと)を打ち明けられて、医師を紹介したり、二人の相談にのったりと献身的にサポートします。二人ともを守ろうと、気高く優しい、大人の余裕を感じさせる佇まいが、圧倒的な存在感放っています。
彼についてはもっと深堀りしたいところですね。『オールド・ガード』シリーズでも異彩を放っていて注目していました。
大切な脇役の、リリーとゲルダが飼っていたあのかわいい気品あるジャックラッセルテリアも気になりました!二人の暮らしに寄り添い、自宅でのシーンに登場していて、かわいいんですよ。作中の癒しポイントでした。
本名は、「ピクシー(Pixie)」で、役名は、「Hvappe」。読み方が。。。難しい~!デンマーク語で、「ヴァッペ」または「ヴァッパ」と読むようです。
どっしりと重いテーマだからこそ、ふと目を奪われる愛らしい犬の存在は、二人の生活がリアルであると感じられて、ホッとする印象を与えてくれますね。
『リリーのすべて』原題「The Danish Girl」は、ゲルダのことだったの?
ゲルダ役のアリシアヴィカンダーは、本作にて第88回アカデミー賞助演女優賞受賞しました(2016年)。映画のタイトル「The Danish Girl(デンマーク人女性)」は、リリーのことだと思っていたのですが、作品とキャストたちを深堀りしたら、私は、ゲルダのことも指しているのではないかと思えてきました。
映画の結末で、スカーフが風に舞う美しいシーンがあります。リリーを見届けた彼女がの表情は、とっても印象に残る、美しいエンディングでした。
エディを目当てに見始めた作品でしたが、ゲルダという一人の女性の人間性の深さに気づかされました。これは、もう一度観たくなる映画ですね。ティッシュが必要な場面が1回目と違うかもしれません。
エディについては、こちらの記事もぜひ読んでくださいね。


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